反対咬合(受け口)
反対咬合(受け口)に
なる原因
下顎の成長が過度で大きい場合と、上顎の成長が遅れており小さい場合の2パターンが受け口の原因としてあります。
反対咬合(受け口)の
矯正方法について
こどもの矯正治療であれば、上顎が小さい場合は上顎の成長を促す治療を行います。下顎の成長を助長してしまっている口腔習癖(舌の癖など)がないか確認を行いトレーニングを行います。上顎骨は、9歳でほぼ成長が終了するため4〜5歳で装置が使えるようであれば治療を開始させていただきます。
大人の矯正治療であれば、受け口の程度が小さい場合はマウスピース装置のみでの治療となります。受け口の程度が大きい場合や顔の見た目を大きく変化させたい場合は、外科手術(顎離断手術)を併用しての矯正治療が必要となります。外科手術を併用した矯正治療が適応と判断された場合は、保険適応にて治療可能です。
反対咬合(受け口)に
対する矯正の治療の流れ
1回目:無料矯正相談
(約1時間)
矯正治療に関するご説明をする機会になります。患者様から主訴(気になっているところ、改善したいところ)をお伺いし、現状の歯並びをチェックした上で、概ねの治療方法や料金、期間について説明させていただきます。
矯正治療に対する不安やご不明な点を解消していただきます。お口の中の写真撮影、必要であればレントゲン写真の撮影を行います。
2回目:精密検査(1時間)
精密検査では、口腔内や顔面の写真撮影、光学3Dデジタルスキャナーによる光学印象、レントゲン写真撮影(パノラマレントゲン、セファロレントゲン、CT )、舌や口唇や姿勢など歯並びに影響する全ての検査を行います。患者様に合わせたオーダーメイドの治療方法を考えるためにとても大事な検査です。
検査内容
- ・口腔内診査
- ・レントゲン撮影
(パノラマ・CT・セファロ) - ・口腔内スキャン
- ・口腔内写真撮影
- ・顔面写真撮影
3回目:診断説明(1時間)
分析データに基づいた具体的な治療方針・方法、装置、治療期間、注意事項等について詳しくご説明させていただきます。また、治療にかかる費用はこの段階で確定します。ご不明な点や不安を解決して治療を開始できるようにしっかりと時間をとってお話させていただきます。
無理に治療を進めることはありません
矯正開始〜矯正終了まで
矯正期間中は3〜4週間に1度、装置調整のため医院へお越しいただきます。
通院の内容
- ・治療経過の確認
- ・矯正装置の微調整
- ・歯のクリーニング
※先に虫歯治療、親知らずの抜歯(抜く必要がある人のみ)が必要な場合は、治療が完了してから矯正治療を開始します。
矯正終了後
メインテナンス
(1〜3ヶ月に1回程度)
矯正終了後も定期的なメインテナンスを行うことで、後戻り・虫歯・歯周病の予防をおこないます。生涯患者さんご自身の歯で生活いただけるようサポートいたします。
後戻り防止の保定装置
歯列矯正をした直後は、まだ歯が固定されておらず、治療前の状態へと後戻りしやすいため、矯正治療後は「保定装置(後戻り防止装置)」をご使用いただきます。